最終本会議(令和5年度第2回南さつま市議会定例会)

本日は第2回南さつま市議会定例会の最終本会議であり、各議案や陳情、意見書案に対して、質疑、討論、採決が行われました。今回わたしは、議会で質疑し、総務文教委員会で採決が行われ原案の通り可決された議案第50号「財産の取得」、同じく総務文教委員会で採択すべきと決定した陳情第5号「ゆたかな学びの実現・教職員定数改善をはかるための、2024年度政府予算案に係る意見書採択の陳情について」と、予算特別委員会で採決が行われ原案の通り可決された議案第52号「令和5年度南さつま市一般会計補正予算(第2号)」についての2議案1陳情について討論いたしました。以下が私の討論になります。

【議案第50号に賛成・陳情第5号を採択】

議案第50号 「財産の取得について」賛成の立場で、陳情第5号「ゆたかな学びの実現・教職員定数改善を図るための、2024年度政府予算に係る意見書採択の陳情について」採択の立場で討論いたします。

まず議案第50号について、消防車は管轄区域により、カスタマイズは異なりますので、正確な比較はできませんが、今回取得しようとする水槽付消防ポンプ自動車と、同じ様なポンプ車が同じ様な時期に、他市では本市よりかなり安く落札されていることに疑問を感じ、本市の入札書比較価格が他市と比べ高いのではと、議会において質疑をいたしました。

その後、本市の仕様書をいただき、公開されていた他市の仕様書との詳細を比較検討し、基本的な性能や装置は同じようでありましたが、ポンプの数量、はしごの材質、冷蔵庫の有無など、付属品や積載品などに違いがあり、それも価格差に反映されていることがわかりました。

ただ、そういった消防に関する特殊な付属品などの価格は調べても出ておらず、正確には判りませんが、27%以上もの価格差を全て埋めるものではなく、入札書比較価格の大きな差は、落札したのが、消防車を生産し販売するメーカーか、そのグループ会社であるかなども関係しており、本市以外でもこのような状況は、あるのではと感じます。

財産取得しようとするものに、このような地域差のようなものがある状況には、残念に感じるところもありますが、様々な企業などの繋がりのなかで、地方に住む私たちの安全生活が、営われている事実もあり、仕方がないことなのか、とも考えるところです。今後、市民の命と財産を守るのに必要な、この水槽付消防ポンプ自動車が、半導体不足などの影響を受けず納期通りに納車され、地域の安心生活に寄与することを願っております。

以上を申し上げ、議案第50号の賛成討論と致します。

次に、陳情第5号 を採択の立場で討論いたします。

豊かな学びを実現するには、学級人数だけで図れるものではありませんが、私は、ある程度、学校ごとの教育に即して、柔軟な対応が出来るのであれば、少人数学級で、きめ細やかな教育環境であることが、子ども達にとって望ましいものと考えます。 

また、これからの世の中に必要な教育内容を行うためには、少人数でないと、児童生徒や教職員にとっても、様々な面で難しくなってくるとも考えております。

もちろん、少人数学級にして学級数が増えれば、教員数も増やす必要があったり、少人数指導に適した教育内容や、カリキュラム編成の必要性などの課題も出てきます。

ですが、少子化が進む今、既に教科担任制や習熟度別学習など、導入課題はあるものの、なるべく個々の子どもたちに即した教育への、多面的な取組の流れもあります。

そういう中で、今後、学校生活での切磋琢磨する機会や、多様な考え価値観を養う機会を大切にしながら、複雑化する社会で逞しく生き抜くための教育環境を、考え整えていくことや、教職員の負担軽減を推進していく必要があると考えます。

出来るだけ早く、未来を見据えた豊かな学びの実現が、なされることを願い、陳情第5号を採択すべき討論といたします。

【議案第52号に賛成】

議案第52号 令和5年度一般会計補正予算(第2号) に賛成の立場で討論いたします。

委員会でも質疑がありましたが、学校教育振興事業における教員業務支援員の担い手募集状況や、保育環境改善等業務における送迎用バスの置き去り防止の安全装置の設置での、送迎目的以外のバスへの対応などに課題も感じますが、2款 総務費 1項 総務管理費 13目 新型コロナウイルス対策費 重点交付金事業での、物価高騰に伴う低所得 世帯支援給付金 1世帯当たり3万円を6500世帯への給付、 3款 民生費 3項 生活保護費 1目 生活保護総務費 生活保護適正実施推進事業 での、令和5年10月から実施される生活扶助基準額見直しなどに係る、生活保護システム改修への取組みは、物価高騰などで経済的に生活に苦しむ市民へ寄り添うものであると考えます。

このように国、県の事業を含め、経済的な困窮世帯へ手を差し伸べる取組みは必要であり、今後さらに推進されることを願い、賛成の討論といたします。

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