老いと演劇

【老いと演劇~認知症の人と「いまここ」を楽しむ~】と題した講演が、第6回認知症フォーラムin南さつまで開催されました。講師は劇作家、演出家、俳優、介護福祉士でもある「老いと演劇」OiBokkeShi主宰の菅原直樹氏。

講演に演劇を取り入れたワークショップを実施する、私にとっては今までに観なたことない講演でもあり、講師の方が話されていたように、演劇は日常のコミュニケーションに意識的になれるもので、認知症の方と接するときにも、非常に効果のあるものだと感じました。演劇や介護のご経験から”人は自分に合った役割を見つけると輝き始める”とおっしゃるように、人は老いても、認知症を患っていようと、何だかの役割が必要で、その役割を見出し提供できるように周りも協力していくことは、超高齢社会へ向かう私たちの地域にも必要だと実感いたしました。

フォーラムでは、他にも、加世田常潤高等学校による「学習を通して、認知症の方との出逢い」と、鳳凰高等学校による「ちょっと聴いて、認知症のおはなし」の発表もあり、ご来場の市民の方々には、地域で取組む認知症共存社会への理解がより進んだ時間になったことと思います。

今回約140名のご来場のようでしたが、今後もっと多くの市民の方へもお越しいただけるよう願っております。

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