未利用魚の有効活用

南さつま市の「うんまか深海魚」が複数種類、スーパーで販売されており早速ひとつ購入いたしました。ネズミヒゲという名前の深海魚で調べてみると「タラ目 ソコダラ科 生態:吻端は鋭く、吻部の下面はほぼ無鱗。体には明瞭な模様がない。吻の中央部鱗の小棘列は後側放射状であることが特徴。水深300~1160mの砂泥底に生息する。底引き網で漁獲されるが、利用されているかは不明」とのこと。とりあえず夕飯用に調理してみました。(写真がその「夏のネズミヒゲ・コシャリ風炊き込みご飯」になります)

全国でも見た目が悪い、処理に手間がかかるといった理由で敬遠されがちな未利用魚の活用が広がり始めておりますが、本市では以前から売り物にならず捨てられてきた、深海魚の売り込みに力を入れており、深海魚を使った商品を開発しふるさと納税の返礼品にするなどの取組も行われております。今後さらに、水産資源の有効活用や漁業者の所得向上にもつなげてくために、継続して推進していくことが望まれます。そのためにも多くの方々からのご利用(食べていただく)もお願いしたいところです。

日本の漁業生産量の約7割を占める沖合漁業と沿岸漁業では、底引き網や巻き網が多く使われており、一度に大量の魚を捕獲できる反面、未利用魚も多く交じるのが課題で、国連の食糧農業機関(FAO)の2022年報告書によると、世界の漁獲量のうち3割程度が廃棄されているとのことでありますが、サンマの不漁、マグロの漁獲量制限などもあるなか、今後私たちの食生活も一部のものに偏らず多様にしていくことも望まれます。

ともすれば私も長年の自転車旅での習慣(比較的保存が利き入手しやすい肉を魚より圧倒的に多く食べていた)で、魚より肉を食すほうが多くなりがちですが、偏った食生活改善や地元の漁業者を応援、多様な魚の活用を進めるためにも、今後も本市の「うんまか深海魚」を美味しくいただいていきたいと思います。

市のHPでは、『南さつまのタカエビ&うんまか深海魚フェア参加店舗を募集しております。

開催期間は令和5年11月3日(金)~令和5年11月12日(日)ですが、申し込み締め切り日が令和5年8月17日(木)になっており、以下の市のHPに詳細が掲載されておりますのでご確認のうえ、どうぞご応募ください↓
『南さつまのタカエビ&うんまか深海魚フェア』参加店舗を募集! | 南さつま市 (minamisatsuma.lg.jp)

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