本日は産業厚生委員会が開会され、議案4件と陳情1件について審議いたしました。「市周辺部に居住する子育て世代や若者に対する住宅家賃補助について」の陳情は、市当局から市営住宅等の居住実態に関する資料なども請求いたしまして審議いたしました。委員からは、様々な理由から、家賃補助をしても若者や子育て世代が市周辺部の市営住宅等に居住するとは考えにくく効果はないのでは、との意見もありましたが、審査の結果、継続審査となりました。
午後からは所管事務事務調査が行われ、宮原ふれあい館、剪定くずや竹等の粉砕機(南さつま市シルバー人材センター令和4年度事業による独自事業の実施)、レモン農園(坊津町秋目の新規就農者)の3箇所を調査してまいりました。木くずを木チップ、竹を竹粉に加工でき、それをウッドチップなどとして地元で販売もしており、循環型社会、低炭素社会、自然共生社会などの構築に向けた取組でもありました。秋目のレモン農家さんは、令和2年3月より路地果樹の就農をされており、鹿児島市の方ですが、秋目の義父の実家に滞在しながら作業されておられるようです。経営面積等は、約200a(2ha)。レモン100a、グレープフルーツ12a、すだち・ゆず4.5a、その他柑橘類40a。就農5年目の経営計画では、レモン120a(経営規模)、2160kg(生産量)、グレープフルーツ40a(経営規模)、450kg(生産量)、その他柑橘80a(経営規模)、2103kg(生産量)、加工用2088kg(生産量)などとなっており、今後が非常に楽しみで、私たちも地域の未来のためにも協力していきたいと感じました。