本日は、産業厚生委員会の所管事務調査で坊津などへ向かいました。日程は以下になります。
ジビエ食肉処理施設「めんどり」⇒風車村跡地の現状調査⇒今岳集会所のトイレ状況⇒昼食(がんじん荘)⇒笠沙公園のトイレ状況⇒大笠分遣所のトイレ状況⇒遠隔操作草刈機の現地説明会(アクアセンター万之瀬の裏付近)
「めんどり」は南さつま市猟友会坊津町支部長が代表で、処理頭数は獣類66頭(令和3年度実績)取扱獣種はイノシシ(鹿も処理は可能だが坊津では捕獲していない)、従業員3名(臨時雇用2名)、主な販路はふるさと納税返礼品、県内外レストラン、ペットフード加工製造業者等。課題・今後の対応として、コロナ対応で営業自粛している焼き肉店が再開した際には、ジビエ肉を提供し美味しさを広めたい。利益面で処理加工施設の運営が厳しいため、後継者がいない。今後、販路拡大等で運営を安定させ、若い猟友会メンバーの中から後継者を確保したい。とのことです。
風車村跡地は廃墟マニアにはわりと知られており、価値観の違いはあれ、なんとか利用したい場所であります。昭和62年着工で平成元年8月に開園し年間5万人ちかい観光客そして、最盛期には5万9千人の観光客で賑わい、平成6年まで年間3万人あった来場者も徐々に減少し平成15年4月に閉鎖したそうです。施設の撤去のための予算要求はしているようですが緊急度が低いこともあり後回しになっている現状です。敷地内には何箇所か廃施設がありますが、入ってすぐのプール近くの施設の撤去に540万ぐらいかかるそうですから、後回しになるのも分かります。
無線遠隔操作 斜面対応フリーグラスチョッパーspider(西日本地区総代理店 福岡マシンテック株式会社)の実演説明は大型のILD2SGS(草刈幅123cm、387kg)と小型のX LINER(草刈幅65cm、175kg)の2種類で行われ、ウインチを使用しての傾斜面の草刈も行いました。スウェーデン鋼の草刈刃やベルトが特殊のようで交換時のコストがかかりそうでしたが、このチェコ製のスピーダーがどれくらいの耐久性を兼ね備えているか興味がありました。もし活用するなら、軽トラで輸送可能なILD01かX LINER が都合が良いと感じましたが430万(税別本体価格)や335万(税別本体価格)となると考えますよね。