都市計画区域マスタープランの見直し・立地適正化計画の策定に関する住民説明会が開催され参加いたしました。
説明会は、市HPや”お知らせ版”などでも広報周知され、昨日(19時~20時)と今日(11時~12時、13時30分~14時30分)で計3回(各1時間の説明会)実施されました。
県が取組む、都市計画区域マスタープランは、当初策定から20年を迎えることなどから、広域的・根本的な都市計画の方向性を示す役割を明確化する必要があるため、加世田・笠沙の2つのマスタープランを一体化する見直しが行われます。
また、今後の諸課題へ対応した持続可能なコンパクトな町づくりを行うために、都市計画マスタープランの一部として作成されるのが、立地適正化計画であり、都市構造上の課題、誘導方針・誘導区域・誘導施設・防災指針・誘導施策などの内容が盛り込まれ、今回の住民説明会での意見なども参考にされ、素案が示されるようです。
今回の住民説明会資料では、私たちが暮す伝建地区が居住誘導区域と都市機能誘導区域に入っており、保存計画などとの整合性や連携などの考えについて確認いたしました。全国での誘導区域内の伝建地区については、伝建地区をまちなみ保存の観点から都市機能の誘導は望ましくないとして、都市機能誘導区域に設定しない自治体がある一方、まちなみや歴史、文化を活かし、文化・観光・交流機能及び居住の充実を図る「歴史・文化居住促進区域」として、居住誘導区域に指定する自治体などがありましたが、本市の立地適正化計画で、伝建地区を居住誘導区域内等に含めるにしても「南さつま市加世田麓伝統的建造物群保存地区保存活用計画」や保存整備計画との整合性は、必要なはずです。その他に以下の項目を確認及び質問いたしました。
・居住誘導区域や都市機能誘導区域の面積や人口密度はいくらか、また計画の人口密度など目標値の考え
・空家、空き店舗、未利用地、低利用地など把握することの確認
・跡地等管理区域の設定について
・居住誘導区域外の住民の資産価値低下についての捉え方など
全国の自治体で取り組みが始まっていた立地適正化計画策定も、もう少しで本市でも行われ、今後ネットワークでつながるコンパクトシティへ向け、行政だけでなく、私たち市民や各種団体、企業などが、協力しながら取組んでいけることを願っております。