こんにちは、かとうあきらです。
本日は不登校など学校に行けない子どもたちへの行政の取り組みなどを伺いに教育委員会へ行きました。
南さつま市のすべての小中学校には児童・生徒の抱える悩みや問題を解決するなどの目的でスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、心の教育相談員が派遣されているそうです。
※児童・生徒の抱える悩みや問題を解決する役割を持つ意味で、スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーは混同されがちですが、両者は似て非なるものであり、それぞれに専門性を有する役割を持っています。スクールソーシャルワーカーが家庭や学校、友人、地域社会など、児童・生徒を取り巻く環境への働きかけによって問題の解決を目指すのに対して、スクールカウンセラーは、心の専門家として主に児童・生徒の心の問題を解決するために配置されています。
スクールカウンセラーは県から5名(各1回1名)、小学校へは年3回、中学校へは規模に応じて年8回~15回派遣。
市が雇用するスクールソーシャルワーカー2名、心の教育相談員2名は月1回(規模に応じて2回)学校お昼休み時(11時~14時ぐらい)に派遣、他にもレインボー教室(適応指導教室)があり常勤1名、非常勤2名で子どもたちを受け入れているようです。
それでも南さつま市にある公立の小学校11校(児童1472名)、中学校4校(生徒711名)、義務教育学校1校(児童81名、生徒44名)合わせて、児童14名、生徒25名の計39名が不登校などで学校に通えなていない状況のようです。 (レインボー教室へは児童5名、生徒10名の計15名が通っている)
閉ざした子どもの心は簡単に開かず時間もかかるでしょう。もし誰かに心を開くとしたらそこに安心感などの信頼が築かれてこそだと思います。
今後、心の教育相談員が不登校の子どもの家への家庭訪問も考えているとのことでした。
早く子どもたちが学校へ通えるよう、また不登校を未然に防ぐため、家庭、学校、地域、行政が協力して取り組んでいきたいと感じております。
私たちに何かできないだろうか?
私たちの周りには地域を想う大人が多くいらっしゃるのに、その地域に眠る多くの優しさと連携できないもどかしさも感じております。
関連して、南さつま市小規模校入学特別認可制度(特認校制度)についても聞いてまいりましたが、それについては後日書かせていただきたいと思います。