タカエビモニュメント設置の必要性は?

総務文教委員会が開会され、議案4件と1陳情について審査いたしました。

議案第64号”辺地に係る公共的施設の総合整備計画について”では、当初予算にあった「半島資源を活かした「旨魚(うまうお)!南さつま」の特産品づくりとブルーツーリズム推進事業」が、総合整備計画書に「野間池水産観光交流施設整備事業」として、事業費4035万3千円で計上されておりました。

我々が当初予算審査のとき提出した附帯決議の内容が反映されないまま、高額なモニュメント制作費やデザイン料もほぼ変わらずの事業費です。

委員からの地元住民への説明に関する質疑の答弁にも、課題を感じるものであり、この巨大タカエビのモニュメントの必要性、そして設置効果にも疑問が残るものであります。

私はこのブルーツーリズム事業自体は、大いに賛成するところですが、モニュメント設置のハード事業ではなく、ソフト事業の方へ力を入れるべきと思います。

巨大モニュメントには、最初は目新しさなどから賑わいは生じますが、加速する少子高齢社会の影響を最も受ける小さな地方都市の集落に、必要なのでしょうか?

将来を見据えればモニュメントの必要性に疑問があります。

この事業におけるランドマークやシンボルになるものは、巨大FRPではなく、タカエビという輝き、そしてそれを獲る漁業者の方々、地域で協力しながら盛り上げる人々であり、そう取り組みサポートしていくことが大切と思います。

この”議案第64号辺地に係る公共的施設の総合整備計画について”は、辺地債を活用するひつようなものであり、賛成はいたしましたが、モヤモヤした感情が消えない委員会でありました。

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