広島へ原子爆弾が投下されてから78年が経ちました。
1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、広島市内に世界で初めて原子爆弾が投下、3日後の8月9日午前11時2分にも長崎市内へ投下されました。この2発の原子爆弾によって広島で約14万人、長崎で約7万4千人が1945年末までに死亡したとされ、被害を受けた被爆者(被爆者健康手帳所持者)の方々の数は令和4年3月31日現在、全国で11万8935人となっており、多くの命が失われ、多くの被爆者がその後も苦しみの人生を歩んでおります。(令和2年(2020年)8月6日現在で、広島市原爆死没者名簿に登載された原爆死没者は32万4,129人に及んでおります)
本日8月6日は世界平和を祈る日として、広島市が制定した広島平和記念日 (単に平和記念日とも呼ばれる)であり、特に日本で暮らす私たちひとりひとりは戦争のない平和な世の中、核兵器がない世界について少しでも考えていかなければと思います。
世界自転車旅のときも紛争地帯の周辺地域(戦争地域や紛争地帯へは絶対に立ち入ってはいけません)や隣国を進まざるを得ない場面で、治安悪化を肌で感じ平和の有難さを身に沁みて感じておりましたが、今も地球上では、宗教の違い、民族の違い、政権不安定、大国の介入、資源の奪い合いなどの起因による紛争や戦争は絶えず、多くの命が奪われ、食料不足を招き、貧困問題の加速、病気や感染症など多く弱者が犠牲になっております。
私たちの周りでも北朝鮮からの弾道ミサイル発射など、今までにない惨事が起こる可能性はあります。この国で忙しく生活していると、ついそのような現状は遠い国のことと捉えがちになりますが、危機感を持ちながら平和について考えていかなければと感じております。今後も平和に暮らせる国へ、町であるように、世界を見て来た者として、市民の代表のひとりとして行動してたい。
そのように感じる日でありました。