午前中、同僚議員から誘われ『ぺるふぇ』さんのおしゃべり会へ参加いたしました。
この日私は各種がん検診が予定されており遅れての参加となり申し訳なく感じながら、子どもたちで賑やかな空間にいる新鮮さを味わい、若いお母さんたちの困りごとなどに耳を傾ける時間であり「南さつまは子育て支援が充実しているからこっちへ来たのに・・・」そんな声からも、よく他市と比べて充実しているとされる本市の子育て支援にも、満足されていない現状はあるのだと改めて考える機会となりました。
こうして欲しい。こうなったら良い。これは出来ないか。そういう要望に対し私たち議員は、まず受けとめ向き合い判断しその先の対応へ繋げていくべきと私は考えます。他の6名の議員もそれぞれ考えるところがあったのではと感じております。現在子育てされる方々の困りごとを聞きながら、私は自分の子どものころの体験が浮かんできて、いろいろな思いも巡らしておりました。
今と昔は違う、それぞれ違う、と言ってしまえばそれまでですが、何というか、例えば「雨の日に遊ぶ場所がない」などのニュアンスの困りごとに対し、私は雨の日の遊びの楽しみ、濡れながら遊んでいて得たこと有難さを気づいたこと、雨だろうが考え工夫しながら、友人や一人でも遊んでいたことなど、割と前向きなイメージしか浮かばないのですが・・・。確かに、汚れての洗濯やらその後が大変だから雨の日に汚れるような遊びはせせたくない。そう言われればそうなのだろうとも思います。そう思いながらも、それは子どもにとっては、たくましく成長する面からはどうなのだろうかとも、自分の感じた思いと比較しながら考えてしまいます。
ただもし私が今の時代の子どもであり日曜日が雨天だったら、多分濡れながら遊んだり、濡れながらサイクリングしたりしないだろうし、家で友だちや一人でお菓子を食べたり、好きなテレビ番組や動画などを観たり、便利で楽しい中毒性のあるゲームに熱中するような時間を過ごすだろう。そういう環境にいればその誘惑に勝てないことも想像できる。だから私は子どもころそういう誘惑が少なく、貧乏で兄弟がいた環境が有り難かったと改めて感じるところでした。誘惑もお金もないから創意工夫が生まれ、それがある種の生きる強さにつながっていたんだと。小さな創意工夫から自信を得てそれが新たな行動へつながる。そんな少年時代を過ごせなかったなら世界自転車旅へ発っていなかったのだから。今の日本では、そんな不便が活きる環境がほとんど無いことに悲しくも感じます。
私自身そんな思いを抱きながらも、もちろんそれぞれの多様性は尊重したいし、それが社会でもありますよね。そして現在子育てされる方の負担が少なくなるように、未来を見据え今の財政を精査しながら出来るだけ効果的に取組んでいくべきではあります。
何にしても、今日のお母さん方の話や子どもで賑やかな空間は、いろいろな考えやいつもと違う感情を揺さぶられる時間になりました。これから私も老人と呼ばれるようになり、今の子どもたちの助けも必要となるはずです。そして、もちろん私たち議員も頑張りますが、これからの時代は今以上に大変な時代になると、そういう大きな流れを止めることは非常に困難だと想像もしております。ですので子どもたちにとって、これから起きるであろう様々なことに順応性できるそんな心を養えるような環境になるために、私も議員として力を尽くしてまいります。
最終本会議のとき、市長が都市データパック2023によると本市が「安心度調査で全国4位」と申されており、調べてみましたら確かに安心度は全国4位のデータが出ておりました(東洋経済が毎年発刊している全国自治体のデータブック「都市データパック」です)。
その住みやすさランキングで本市は全国159位(九州では11位、鹿児島県内では出水市に次いで2位)。昨年度190位からの上昇になります。
全国ランキングは「安心度」、「利便度」、「快適度」、「富裕度」の4つの視点から、20のデータを用いて算出。このデータを見ると、なかなか優秀ですよね。全国から注目もされるのでは?と感じますが、子育て世代の住みやすさはどうでしょうか?
ちなみに他の利便度は608位、快適度277位、富裕度801位でした。
以下に東洋新聞の記事を貼りつけます↓↓
「住みよさランキング2023」全国総合トップ200 「総合評価1位」は一昨年1位の石川県のあの市 | 住みよさランキング | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)