総合振興計画で再資源化率の目標値追加記載

こんにちは、かとうあきらです。

第3次南さつま市総合振興計画~第3期南さつま市まち・ひと・しごと創生総合戦略~が届きました。この計画は、時代の変化に柔軟かつ的確に対応した市政運営を行うため、令和4年度から令和8年度までの5年間を計画期間としております。

先般の総合振興計画審査特別委員会で議員からの質疑等により総合振興計画(案)がどのように改訂されているか主に自分が質疑要望をした箇所を中心に確認いたしましたが、80ページの「第3章 自然と調和した災害に強いまちづくり 第7節 環境保全型社会の構築」の『目標・成果指標』で【再資源化率】の項目が【汚水処理人口普及率】から変更され記載されておりました。審査特別委員会で、私が「県平均より低く年々低下しているリサイクル率を項目に加えていただきたい」と要望し、執行部から「検討します」との返答があり、変更されました。そもそも汚水処理人口普及率の項目は「第5節 下水道等の整備」の目標・成果指標で記載されており、第7節で再度記載するより、「1人当たりのごみ搬出量」の項目があるので、関連して年々低下するリサイクル率を改善する目標値を加えるほうが、何倍も持続可能な環境保全型社会のためになるはずです。ですので、本計画で再資源化率の目標が記載されたことは一定の理解はいたしましたが、基準値10.9%(令和2年度)から目標値15.3%(令和8年度)の数字には残念です。全国平均19.6%(令和元年)鹿児島県15.6%(令和元年)と比べても低く、さらに、南さつま市の平成20年(2008年)のリサイクル率15.6%とほぼ同じ目標値を設定しているわけです。また、2050カーボンニュートラルの取組について計画にも記載していただくよう要望いたしましたが、どこにもありません。本計画でも、環境問題に対する意識を高め、地球環境の保全や脱炭素社会の実現にむけた具体的な取組の推進の重要性を指摘しておりますが、実際は地球環境問題に対する意識が低いと捉えられても仕方ありません。大崎町では1人当たりのごみ搬出量889g/人・日でリサイクル率83.1%(令和2年度)南さつま市では1人当たりのごみ搬出量841g/人・日でリサイクル率10.9%(令和2年度)。人口の差はありますが、1人当たりのごみ排出量は大崎町の方が多い、しかしリサイクル率は大きく違う。この差は行政、住民の意識の差だと思います。どれだけ本気で取り組むか。その差なのだと思います。

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