令和6年度一般会計当初予算にありましたタカエビモニュメントに関し、市民の方から意見をお聞きする機会がありました。
“半島資源を活かした「旨魚(うまいよ)!南さつま」の特産品づくりとブルー・ツーリズム推進事業”5505万3千円のなかの委託料4231万1千円のうちのハード事業であるタカエビモニュメント業務委託(デザイン・制作)に3505万1千円かかるものです。
私はこのモニュメント制作に関してはもっと検討の必要があると思っております。
予算特別委員会でも、市民へどのように説明するのか?能登町の巨大イカモニュメントのような何億もの経済効果があると考えているのか?などの質疑もいたしました。
ただ、このモニュメント制作に関して検討する必要があるからと全てに反対する無責任なことはできませんので、令和6年度一般会計予算案には賛成いたしましたが、検討を重ねる旨を記した附帯決議にも賛同いたしました。(附帯決議については、市議会だより第74号の7ページに掲載しております)
また、最終本会議の討論でも、この令和6年度一般会計予算に賛成の立場で討論いたし、そのなかでタカエビモニュメント業務委託に関しても当然検討の必要性を訴えております。以下がその箇所になります。↓
農林水産業費の「特産品づくりとブルーツーリズム推進事業」に関して、ソフト事業の漁業資源を活かしたブルーツーリズムの取組や、水産物の特産品づくり、6次加工への支援などへの取組みは、笠沙トンネル、野間岬海道大橋の開通の追風もありますので、賑わいづくり創出のためにも、力を入れて取組むべきと考えますが、附帯決議や、他の議員からもありましたように、ハード事業「タカエビモニュメント」業務委託に関しては、もっと多面的視点での更なる検討が必要と私も思います。
申すまでもありませんが、自治体は財政運営を行う上で住民の理解と協力を得て、住民の方々が納得するように税金を有効に活用する必要があります。
本事業の新たなランドマーク設置に関しても、設置の可否も含め、そこで暮らす地元住民を始め市民などからの意見やアイデアも参考にしながら、より多くの方々に事業理解をして頂けるよう努めていく必要はあるのでは?と考えます。
それが持続する水産振興や漁村地域活性化の始まりにもなると思っております。
そういった思いも申し述べまして、賛成の討論といたします。
※参考までにこの事業は、半島特定地域元気おこし事業補助金(県)2752万6千円、辺地債1750万円、地域振興基金繰入金1000万円の特定財源から支出され、一般財源からは2万7千円の支出となります。